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ho - jun

芳醇/豊潤 ・ 小説と漫画創作 ・ 本と映画レビュー ・ 初心者社会学

【映画】SEX AND THE CITY

アラサー・アラフォー女子向けコンテンツの発展が目覚ましい。 むかし少女漫画やアニメを見ていた層が働き盛りになり、出版社側としてもお金のない子どもたちより可処分所得の多い大人を相手にした方が儲かるというもの。 また作家も、いまの漫画家は幼少期から白馬の王子様系作品に数多く触れて育ってきて、自分がプロになって描く作品にはもう少しリアルさを加えようとか王子様像に工夫が見られ、コンテンツの多様性が出てきた。 「今日は会社休みます。」や「娚の一生」は30代40代に入って恋愛をあきらめかけた「女子」たちが白馬の王子様に出会ってしまう、という話。 これらのヒットは、今まで「負け組」と言われてきた婚期を逃した女性たちが晩婚化で多くを占める時代になってきているということ、また時間とお金のあるその層がコンテンツ消費を支えているということ、そしてなにより自由・多様性が加速して、いわゆる「負け組」的な生き方を「負け」として諦めるのではなく、そんな「女子」たちでも人に愛されて生きる夢を持って良いのだと社会が認め始めいること——しかし相変わらず、女性の幸せは「白馬の王子様との出会い」と「結婚」にあるということ——を物語っている。 婚期を逃した30代40代にとって、これらのコンテンツが自分を救済するバイブルであるということは納得がいく。 けど、それより若い世代としては「こうはなりたくない」痛々しさがやっぱり、ある。 そういう冷めた気持ちで、またアラフォーコンテンツだよ、と思っていたのがこちらの映画。

セックス・アンド・ザ・シティ・ザ・ムービー[SEX AND THE CITY THE MOVIE]STANDARD EDITION [DVD]

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アラフォー4人組女子がきゃいきゃい騒いでいる様子はやっぱり「いい年して…」と呆れる。 でも悔しいことに、女友達とうまく付き合うのが苦手な自分としては女友達モノにはたまらん憧れがあり、なんて良い4人組だろうかと羨ましくて仕方がなく、映画のテンポの良い展開や女心をくすぐるファッションやビジュアル、じわじわくるギャグとも相まって、何度も見たい一本になってしまった。 ニューヨーク、すてきやん。