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百万円と苦虫女

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蒼井優目当てで。
最近ツンデレって流行ってるけど、だからって映画までツンデレにしなくたっていいんじゃないのか。まったく、悔しい。
まさかこれが、姉弟愛の話だっただなんて。せいぜい友情ものかと思っていたのに。(序盤からなんとなくその匂いはしていたけれども、まさかここまでとは!)
内気でインキャラな主人公の描き方が、そして蒼井優の演じ方が本当にうまい。21歳の陰な女の子。わかるわー。
森山未来くんが出てきた時点で、「結局オトコかよ!!」って落胆したけども、そこからの手のひら返し。最後も手のひら返し。やってくれる。
やられてみれば超ありがちなパターンなのだけれども、しかしこのまま上手くいったらゴミ映画だぞ、とハラハラしたところで安心させてくれるのがたまらない。やーほっとしたー。
まじめなはずなのに笑ってしまうシーンがちらほらあって。村八分とか。
まぁ前科前科って言う割に罰金20万程度とか(傷害とか窃盗とかならインパクトあるけど、器物損壊ってそこまで。)、あと弟のいじめとか、ちょっとどうかと思ったけど。(いじめっ子役をする子役とかって、どういう気分なんだろうなあ。)
引きこもりがちな人にはたまらない映画だと思う。


手紙を書こう。遠くても一番近くなれる方法は、手紙だから。