ho - jun

芳醇/豊潤 ・ 小説と漫画創作 ・ 本と映画レビュー ・ 初心者社会学

鉄コン筋クリート

鉄コン筋クリート (通常版) [DVD]

鉄コン筋クリート (通常版) [DVD]

日本のアニメってすごい。

原作は読んだことはなく、だからこの映画としてだけの評価しかできないけれども、とりあえずビジュアル勝ちな作品だと。
話はどうも、よくある友情バイオレンスドラマの要素満載(血に飢えたガキ、孤児、子供vs大人、闇vs闇、悪の組織、相手の安全を思ってわざと突き放す、本能との葛藤、「オレは〇〇を信じる!」などなど)で、やればウケることをやった、という筋。それにいまいちメリハリがない。常に鬼ごっこ状態。戦う目的もよくわからんままだし。
それに序盤で子供らの著しい身体能力を見せつけられたからには、クライマックスにはそれはもうエキサイティングなアクションや頭脳プレーが待ってるのかと思いきや、一発KOか戦闘放棄かのどちらか。なんとも肩すかし。クライマックスは結局クロ内部の葛藤で、それがまた妙に引っ張るし。
主人公二人が精神不安定な感じとか、なんか常になんとなくどよんとした空気感のあるのは、ファンから見れば「それこそ原作の持ち味」なのか、2時間に詰め込みすぎた弊害なのか。

しかし、眼で楽しむのなら、2時間では惜しいほど。
なにせ宝町の町並みが哀愁漂う昭和の雰囲気でなんともかわいらしい! 看板とかいちいちおしゃれだし。(一角に「宝ジェンヌ」という看板があって笑ったw) 昭和と近未来の融合。
そしてその町並みを、そこまで!と思うほど書き込んだ画家のみなさんに拍手。ほんの数秒のために何時間かかったのか。最初の方のシーンだけで、もう、圧巻。そしてなによりもシロの帽子いちいちかわいすぎる!オウム!
アニメーションもすごい。絵ってこんな滑らかに動くものだったか。ここまできたのかと、日本のアニメ界に期待が膨らみます。

風呂上がりの、シロが象に乗ってたりクロがシロの服着せてやったりのシーンがすきだった。