旅するトナカイ

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太陽がいっぱい

太陽がいっぱい [DVD]

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くだらない略奪愛の、あるケース。
話の筋はかなりドロドロしてて、墓穴の中にまた墓穴を掘るみたいなことが続いていくのだけれど、それを海の風みたいにさわやかな雰囲気のなかで流していってしまうのはどういったわけか。音楽も特に煽らないし。
ハラハラのサスペンスと、オーシャンズ11的なヤリ手のイケメン詐欺師の喜劇とで、どっちつかずのまま終わってしまう。それとも、単に「…と見せかけて!」をやりたかっただけか。
フランス映画だからって「ババーン!」みたいなくっだらない古臭さを期待してもだめですね。
あ、オープニングのタイトルのアニメーションはとってもかわいいかった。