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ho - jun

芳醇/豊潤 ・ 小説と漫画創作 ・ 本と映画レビュー ・ 初心者社会学

【社会学】世界が内向的になっている気がする

あまり政治的なこと書くのって、ネットの熱めな人たちに熱めに詰められそうなので基本的には避けてるのですが、ツイッターとかよりも読者数の少ないブログの方が安心なのでひっそり書きます。 先に言っておきますが私は無宗教、支持政党なし、政治無関心層で…

【映画】10年ぶりに観た「ニュー・シネマ・パラダイス」

言わずと知れた名作ニュー・シネマ・パラダイスを初めて見てから10年が経って、また観てみた。 イタリアの片田舎の村で、唯一の娯楽である「映画」に魅了された少年・トトの半生を描く作品。 ニュー・シネマ・パラダイス[完全オリジナル版] デジタル・レスト…

【雑記】言葉のドラマ、ビジュアルのドラマ

huluで海外ドラマにハマる時期がある。 www.hulu.jp 目当ての映画を見るならツタヤの方が確実だけど、ドラマを見るなら断然、定額の動画配信サービスが安心。Netflixも気にはなるけど、huluでさえそこまでヘビーに使っているわけではないので乗り換えるほど…

【書籍】湊かなえ「母性」 - 「母性」なんてものはない

先日の記事(↓)で書いた「森に眠る魚」で母親モノにヤられたので、もう少し読み漁ってみようと思った。 fusako.hatenablog.com 近所の田村書店で角田光代を探したけど親子モノはあまりなく、ひとまず「かなたの子」は購入。 かなたの子 (文春文庫) 作者: 角…

【書籍】「わかる、わかるよ…!」ってなってしまった2冊

今年に入ってから「セックス・アンド・ザ・シティ」をhuluで全話+映画2本まとめて視聴した。 huluがあってよかった。ツタヤレンタルで全話視聴は、当日返却を頑張ったとしてもツタヤ破産してしまう。 セックス・アンド・ザ・シティ 2 [ザ・ムービー](吹き…

【映画】駆け込み女と駆け出し男 …ハマってしまってヤバイ。

駆込み女と駆出し男 発売日: 2015/11/26 メディア: Amazonビデオ この商品を含むブログを見る 「水曜どうでしょう」のファンとしては、大泉洋さんが映画やドラマに出るたびに「よかった、よかった」と親戚のおばさんのような気持ちで腕組みしながら深く何度…

【映画】シン・ゴジラ 究極の「もしも〇〇だったら」

引っ越してから隣の駅にトーホーシネマズがあるので、わりとよく観に行くようになった。 一度映画を観ると、予告映像をしこたま見るのでだんだん他の作品も観たくなる。 それを数珠繋ぎ的に繋いでいたけど、これだけは繋がらないだろう…と思っていたのが、シ…

ズートピア ー ダイバーシティは金のなる木

見てきました。ズートピア。予告編https://m.youtube.com/watch?v=XFLtHhqjTuYちなみにこっちの予告編が一番好きです。ナマケモノ版https://m.youtube.com/watch?v=bY73vFGhSVk人間のいない、二足歩行する動物たちが暮らす世界。彼らは動物の本能を制約して…

小保方さんの「あの日」を読んで

世間を騒がせた…という言葉はよく聞くけど、私はむしろ「世間が騒いだ」という感覚が近い。 人は誰かと関わり合い支え合いながら生きている限り、世の中を変えるような功績をたった一人の人が成し遂げるなんてことは(その功績が大きいものであればあるほど…

最近のトイレ居心地良すぎ

大阪を歩いていたら、急に雨が降ってきました。通りを歩く人はこぞって店内へ逃げ込みます。カフェはどこも行列をなしています。こういうとき、披露宴帰りで荷物の多いひとり客は心苦しい。 スタバがあまりにも混み合っていたので、アーバンリサーチのカフェ…

【映画】ダイ・ハードはバカばっかだった話

年始に、いわゆるショッピングモールに行きますと、すごい人ですね。みんな家でゆっくり過ごす正月というものに飽きているのか、服屋も無印もカフェも人、人、人。 そんな中でただ一箇所だけ、雑踏の中のオアシスのごとくひっそりとたたずんでいたお店が、そ…

【小説】反乱のボヤージュ

先日、京都を歩いていたらすごい建物に出会った。 柵の塀が高くて、その奥に横長の古い建物が見えていて、アパートのようなんだけど、廊下に服が吊るされたり私物が乱雑に置かれたりしていて、何かの施設にしてはセキュリティが甘々だなぁ…と ドキドキしなが…

【社会学#13】安保法案まわり、逆に見てみた。

安保法案がホットだ。 私は今回の安保法案はどちらかといえば反対派で、なぜかというとなるべく搾取や殺人は許されて欲しくない、と素朴に思うからだ。 こんなに反対派が声を上げているのに法案が衆議院を通ってしまう民主主義って、なんだかおかしいと思う…

【書籍】最近面白かった「社会」の本

「社会」のことを語る本を、ゆっくりとですがいくつか読んでいます。 この半期くらいで面白かったものをいくつかご紹介。 社会を変えるには (講談社現代新書) 作者: 小熊英二 出版社/メーカー: 講談社 発売日: 2012/08/17 メディア: 新書 購入: 8人 クリック…

【社会学#12】名詞>ここは俺が!

父親はテレビに小言を言うタイプのオヤジだった。おバカタレントがもてはやされた時分はそれはもう大変で、たぶん日頃のストレスも多い年頃だったんだとも思うけれども、「日本語がおかしい」「そんなことも知らないのか」とずっとぶつぶつ言っていた。そん…

【社会学#11】イイネ系民主主義

いち20代の若者とかろうじて分類される者として、やはり今の日本はヤバいと思う。文化にしろ、雇用にしろ、政治や外交にしろ、てんでばらばらの思惑が渦巻いて混沌としてると思う。戦争は嫌だと思う。何か変えていかないとそのうち立ち行かなくなる、という…

【社会学#10】愛されないほど独裁者になれる

私は世界大戦というものを生々しい実感をもって知ってはいないけれど、 どうやら日本が戦争というものに向かっているらしい危機感は、肌で感じている。 しかし不思議だ。 ネットではこんなにも反戦や護憲の声が溢れ返っているのに、どうしてそれでも戦争に向…

【映画】チャッピー

別の映画で予告編を見て、社会派っぽかったので。 「第9地区」の監督による、正統派SF映画。 チャッピー / CHAPPiE 予告編 - YouTube 人工知能が発達して、ロボットが人間と同じように感情を持ち、成長し、誰かを愛し、「生きたい」と望むようになったら? …

【社会学#9】結婚式の魔力

個人的なことだが、このところ周囲が結婚ラッシュである。 結婚とはなんとまぁけったいな制度である。 何億人という人の中からたった1人をこれと決めて、やれ婚姻だ挙式だと通過儀礼を積み重ね、また周囲も知り合いとはいえ赤の他人のごく個人的なライフイベ…

【社会学#8】別れることについて

哲学者の串田孫一の本をいま読んでいて、まだ途中だけど 面白い発見があったので読み終わる前にメモ。 考えることについて (徳間文庫カレッジ) 作者: 串田孫一 出版社/メーカー: 徳間書店 発売日: 2015/05/01 メディア: 文庫 この商品を含むブログを見る こ…

【映画】バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)

公開終了間際に滑り込み。 人生を生きるということ 歳を重ねるということ 何かを手に入れて何かを失うということ それはなんと不自由で、面倒で、危ういことか。 過去の映画スターの栄光にすがる主人公も、 舞台上でだけ自分を取り戻し、それ以外での自分を…

【社会学#7】女の生き方〜母・娘・祖母3世代の母親像〜

ずいぶん売れているようだったので読んでみた、「家族という病」。 家族という病 (幻冬舎新書) 作者: 下重暁子 出版社/メーカー: 幻冬舎 発売日: 2015/03/25 メディア: 新書 この商品を含むブログ (4件) を見る 先に個人的な感想を述べると、 ずいぶんと頭ご…

生け花

夢の中で 私は花を生ける はじけとびそうな花びら その生命の蒸発を支える 根元は黒々と腐っていく ぐずぐずの繊維を切り落とし もっと、もっとと養分を欲し なお花弁は高々と 他者を誘惑せんと 有らん限り 命を削る

【映画レビュー】THE FALL 落下の王国

ザ・フォール/落下の王国 特別版 [DVD] 出版社/メーカー: ワーナー・ホーム・ビデオ 発売日: 2009/02/11 メディア: DVD 購入: 7人 クリック: 756回 この商品を含むブログ (123件) を見る DVDを借りてきて一番楽しいのは、映画が始まる前の予告編を見ている時…

【書籍レビュー】すべてがFになる

すべてがFになる (講談社文庫)作者: 森博嗣出版社/メーカー: 講談社発売日: 1998/12/11メディア: 文庫購入: 16人 クリック: 241回この商品を含むブログ (559件) を見る ドラマは見ていなかったけど、先日、森博嗣のエッセイの中で「理系の本だと評された」と…

【社会学#6】音楽番組の終焉

今期から始まった音楽番組はネット上ではいまいちな評判。 フジ『水曜歌謡祭』7.3%大惨敗!! “ギャラ1本100万”森高千里の司会は「感情がない」netallica.yahoo.co.jp アーティストを育てない音楽番組は必要ない。 かつて音楽番組はアーティストたちの新曲発…

【映画】怪盗グルーの月泥棒

怪盗グルーの月泥棒 [DVD] 出版社/メーカー: ジェネオン・ユニバーサル 発売日: 2012/04/13 メディア: DVD 購入: 1人 クリック: 1回 この商品を含むブログ (7件) を見る 日本語タイトルが内容に対してイマイチ。月泥棒とかどうでもいい。 家族愛は大好物なの…

【書籍】科学的とはどういう意味か

たまたま手に入ったので読んでみた、ものの… 科学的とはどういう意味か (幻冬舎新書) 作者: 森博嗣 出版社/メーカー: 幻冬舎 発売日: 2011/06/29 メディア: 新書 購入: 3人 クリック: 146回 この商品を含むブログ (73件) を見る 居酒屋でおっさんのボヤキを…

【映画】ミスター・アーサー

大金持ちのドラ息子が、父親が決めた政略結婚を拒否して自らの愛へと突き進む物語。 Arthur [DVD] [Import] 出版社/メーカー: Whv 発売日: 1999/06/28 メディア: DVD この商品を含むブログを見る ロマンチックでありながらも、無理しないハッピーエンドでと…

フードペースト

*このお話は、いまから50年か80年後くらいを想像したものです。旧友のタカハシ氏から、数年ぶりのメールが届いた。高校時代は仲が良かったのだが卒業後は帰省のタイミングが重なれば飲みに行くという程度で、それもここ数年は彼の方が忙しくて時期も合わず…

【社会学#6】加害者の救済

毎朝毎夕ニュースで取り上げられている、「中1男子殺害事件」。確実な証拠が少ないうちから、犯人は年上グループだろうという論調がそこここで見られ、(青少年の冤罪でだけはないことを祈りつつも)本人の供述もありどうやら少年たちの犯行ということで結論づ…

【映画】スイートリトルライズ

江國香織原作ときいて、ようやく納得。 スイートリトルライズ [DVD] 出版社/メーカー: ポニーキャニオン 発売日: 2010/10/06 メディア: DVD 購入: 2人 クリック: 78回 この商品を含むブログ (37件) を見る 倦怠期の夫婦がお互い不倫するだけの2時間。 こう…

【映画】舟を編む

三浦をしんの「光」の解説で「舟を編む」が触れられていて、読もうかと思ったけれども原作を見ると映画が見劣りするのではと危惧して、先に映画を見ることに。 舟を編む 通常版 [DVD] 出版社/メーカー: 松竹 発売日: 2013/11/08 メディア: DVD この商品を含…

【社会学#5】ジャーナリズムの国家戦略

あまりリアルタイムに書くといろいろな気持ちになる人がいると思ったので、少し時間を置きました。 イスラム国による脅迫・殺害事件。 「イスラム国」事件における自己責任論と、個人を侵食する全体主義について 文/ 角幡唯介(ノンフィクション作家、探検家…

【映画】天才スピヴェット

「アメリ」「ミックマック」に次ぐ、ジャン・ピエール・ジュネ監督作品。 「アメリ」がたいそう好きで(と言うとかなり浅いオシャレ映画好き()に見られるので最近は言わないようにしているが)、それ以来この監督は尊敬しているのだが、「ミックマック」も…

【社会学#4】小市民の復権

使っていたiPhoneが水没で故障した時、私は絶望的な思いで修理屋へ向かった。 結局そのiPhoneはもう息を吹き返すことはなく、 他人行儀な新しいiPhoneを持ち帰り、家のパソコンにつないだ途端 iCloudが全ての私のデータを復活させてくれて、そのiPhoneは外側…

【映画】風立ちぬ

宮崎駿、本当に最後になるのか、ならないのか、占いの一作。 風立ちぬ [DVD] 出版社/メーカー: ウォルト・ディズニー・ジャパン株式会社 発売日: 2014/06/18 メディア: DVD この商品を含むブログ (41件) を見る 劇場で見た時は悲しすぎたのと、 やはりジブリ…

【社会学#3】家は誰が守るべきか

今朝の「スッキリ」で、 「家事分担についての夫婦間の意識差」が取り上げられていた。 街の女性たちの言い分は ・手伝ってくれても、仕上がりに不満 ・頼めばやってくれるが、自発的にしてくれない など。 (後者については「頼まれればやるなら十分じゃない…

ラブレター 後編

喉を泥が下っていくような気分だった。 そういえば、と思い出せば、最初の兆候は「模様替えをしよう」と彼女が言い出したことだろう。共同で遣っていた寝室を分けて、2LDKの2部屋を、自分の部屋と僕の部屋とに割り振ろう、と言い出したのだ。 その時は、僕…

【社会学#2】人間の生きるみち

今日たまたま、facebookのシェアでこの知恵袋の話を見ました。 弱者を抹殺する。不謹慎な質問ですが、疑問に思ったのでお答え頂ければ... - Yahoo!知恵袋 質問者さんは「弱肉強食が自然界の摂理なら、弱者を守ろうとする人間界はおかしくないか」と。 ベスト…

【社会学#1】言論の自由

今年はちょっと社会学に力を入れよう、と思い、本を読んでいます。 たまたま書店で見かけた「面白くて眠れなくなる社会学」(橋爪大三郎、PHP出版)がたいへん面白く、またその時々の社会的な関心ごとに応用できる話ばかりなので、備忘録もかねて思うところ…

【音楽】Big Roar / The Joy Formidable

そういえば、2014年に激ハマりしたCD。 Big Roarアーティスト: Joy Formidable出版社/メーカー: Atlantic発売日: 2011/03/01メディア: CD購入: 1人 クリック: 2回この商品を含むブログ (1件) を見る The Joy Formidable、このぐわんぐわんギターとポップでメ…

【映画】SEX AND THE CITY

アラサー・アラフォー女子向けコンテンツの発展が目覚ましい。 むかし少女漫画やアニメを見ていた層が働き盛りになり、出版社側としてもお金のない子どもたちより可処分所得の多い大人を相手にした方が儲かるというもの。 また作家も、いまの漫画家は幼少期…

【映画】白雪姫と鏡の女王

白雪姫と鏡の女王 スタンダード・エディション [DVD]出版社/メーカー: Happinet(SB)(D)発売日: 2013/03/02メディア: DVD クリック: 4回この商品を含むブログ (16件) を見る これが、2015年1本目の映画で良かった。 美術と笑いのセンスが最高。冒頭10分のC…

【映画】(500)日のサマー

(500)日のサマー [DVD]出版社/メーカー: 20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン発売日: 2012/09/05メディア: DVD クリック: 11回この商品を含むブログ (30件) を見る 2014年に鑑賞した映画No.1 ヒロイン役のゾーイー・デジャネル(Death C…

A Love Letter - part 1

"Isn't this weird?" She wasn't even caring about her hands. It was so much covered with sand. "It must be some kind of time capsule, but these letters don't make sense." "Well, we don't know who and when these were buried. Maybe it makes s…

ラブレター 前編

「これって、絶対ヘンよ」 砂まみれにした手を振りかざして彼女は言った。 「これが土に埋めたタイムカプセルなら、こんな内容を書くはずないわ」 「でも、いつ誰が埋めたものかも僕らには分からないんだから。本人たちには何か理由があるのかも」 「そうか…

追っかけ

いまにして思えば、あまりにも若かった。 彼のことを好きすぎていたし、陶酔していたし、もはや信仰してもいた。 高校の日々はなにもかもが下らなく感じて、周りで起こっている友情や青春ごっこ、大人が植え付けようとする情熱や分別、誰もがこの年代にしか…

夏の魔物

いくら逃げても、夏は私を逃がさない。 去年とは違う街に住んで、違う家々に、隣人に、風に囲まれていても、夏は必ず私を見つけて、捕まえにくる。 それは真新しいマンションの壁に真っ白に反射する日の光。ビルの間を不意に吹き抜ける風。全速力の自転車で…

【書籍】麒麟の翼

麒麟の翼 (講談社文庫)作者: 東野圭吾出版社/メーカー: 講談社発売日: 2014/02/14メディア: 文庫この商品を含むブログ (9件) を見る 女にとっての子どもって、なんて大きいのだろうなぁと思う。 その子がいなければ、彼女はなんとなっていただろうか。 そん…